日本の出版業界はもはや抵抗勢力

書籍電子化:日本は対象外 グーグルなどが修正和解案 - 毎日jp(毎日新聞
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20091115k0000m040023000c.html

まずは英語圏からということのようですが、日本は出遅れましたね。将来的には日本も対象内になるのかもしれませんが。

例えば、もしI.S.が何か本を書いたとして、それを電子書籍化することになったとしたら、喜んで賛同します。日本だけでなく、世界中の人に読まれる可能性が増し、さらに、それで収入まで得られるかもしれないんですからね。世界に対する日本語のappealにもなりますし、日本のためにもいいと思います。

もしかしたら、日本の作家たちは内心賛成だけど、出版社は反対だったのかもしれませんね。


確かに、工業化が進んでいた時代、工場に機械が導入されるようになったときに肉体労働者たちが強く反対したように、現代の知的労働者たちはcomputerやInternetに対して強く反対するべきだったのかもしれません。

同様に、computerは特に米国で盛んに研究され、Internetの原型であるARPANETも米国国防総省の指揮下で生まれたという経緯もあって、もしかすると米国以外の国はcomputerやInternetに対して反対的な立場を取ったほうがいいのかもしれません。

日本にcomputerやInternetがなければ、生産性が落ちるので、人手不足になり、雇用も確保できますし、そうなれば昔ながらの穏やかな生活を取り戻せるかもしれません。外国からの参入障壁にもなりますし、日本の富をGoogleAmazonといった米国の企業に奪われることもありません。

そういう意味では日本の業界(今回の記事では出版業界)がInternet参入に消極的なのも納得行きます。

……というのは冗談ですが、そんなふうにでも思わなければ理解できないことが多すぎます。不利な状況になったら、それを逆に生かして儲けようではなく、消費者視点に立たたないで、社会の足を引っ張るというのは少々頂けないのではないでしょうか。