日本はInternetのような多元的社会を目指すべき

3大都市圏の人口集中止まる…仕事・異動減り - YOMIURI ONLINE(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100129-OYT1T01157.htm

総務省の人口移動報告によると、3大都市圏への転入超過数が減少傾向にあるようです。東京圏はまだ転入超過ですが、転入超過数が減少し、名古屋圏は転出超過に転向、大阪圏は転出超過数が減少したとのことです。

これは単純に言って良い傾向でしょう。大都市、特に東京圏にばかり人口が集中してもいいことありませんので。東京の大阪化という言葉も出てきましたが、Asiaにおける東京の価値はこれからもっと相対化していくでしょうし、東京にだけ頼ることはあまり賢明な選択とは言えないと思います。

Internetもそうですが、このところの世界のtrendは、一部に頼ってその他大勢がそれにぶらさがるのではなく、全部がお互いに連携していくmodelが成功しているように見えますが、それからすれば、日本は東京の経済成長、生産性向上だけに頼るのではなく、地方分権道州制(I.S.は連邦制に移行するべきだと考えていますが)を推進し、日本全体が地元に自信と誇り、責任感を持てるような社会になる必要があるでしょう。


本題から外れますが、総務省の人口移動報告というのは、国が個人情報を省いた必要な情報を公開していれば毎日real timeで人口の動静を一般市民が知ることができるわけで、官僚の仕事も減りますし、もうちょっとITの活用を積極的に考えてみてもいいのではないかとも思います。