天皇は政治に全く関わらせるべきでない
亀井氏、天皇は江戸城より京都に 昼食会で進言 - 47 NEWS(よんななニュース)
http://www.47news.jp/CN/200912/CN2009122701000137.html
天皇との昼食会に招待されておいて、このような発言ができるというのは逆に凄いですが、言っていることはI.S.の考えと近いと思います。
明治政府は思いっきり天皇を政治利用していたことは明らかな事実ですし、それが立憲君主国として正常に機能していたのならそれも良かったのですが、途中までは良かったものの、ある時期から天皇が存在することによって日本は道を誤っていきました。その後遺症は戦後もずっと続いています。天皇は日本にmeritを齎していますが、同時にdemeritをも齎しています。
民主党政権でも他の政権でもいいですが、憲法を改正するのであれば、憲法で天皇については全く触れなくてよいと考えています。公家や武家のように一般市民になればよいと思っています。歴史と伝統を守り、元天皇と元皇族の人身を保護する観点から、天皇が一般市民になるときには京都などにそれに相応しい住まいを用意し、警護もきっちりするべきでしょうが、天皇を国家の一機関とすることは今日最早必要ない時期に来ていると思います。天皇を崇めたい人は一般市民になった元天皇とお近づきになればよいですし、天皇の宗教的な権威を重視する人は元天皇を中心とする宗教団体でも開けばよいと思います。
日本人は、日本は古来から天皇を政治に関わらせると碌なことがないということを思い出すべきでしょう。