今日の日本の低迷の原因は明治維新時のgrand designの不備にある

民主・小沢幹事長が中国に向け出発 議員ら626人同行 - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/091210/stt0912101014006-n1.htm

谷垣氏、普天間問題で「米国の不信感増しており、深刻」 - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/091210/stt0912101936017-n1.htm

よくもまあここまで挑発的な態度を取れたものですね。これは決定的と言ってもいいでしょう。政権交代をしてここまで大っぴらに掌を返すとは思ってもいませんでした。政権交代で少しは日本もまともになるかと思っていましたが、全く逆でした。

日本に2大政党制が定着したとしても、こんなに極端に政策を変更されたら、日本国民のみならず、米国と中国をも大いに振り回すことになって、全ての信用を失ってしまいかねないのではないでしょうか。こんなjet coasterみたいな政権運営はやってられません。

なぜ日本がこんなふうになってしまったのかと言うと、やはり第2次大戦敗戦で、日本らしさを失ってしまったからでしょう。日本の政党は常にどこかの大国か宗教団体、または、共産主義勢力と繋がっており、本当に日本の政党と言える党はないか、あっても、前時代的な復古主義、懐古主義の政党しかありません。

これから考えると、今日の日本の敗戦は、第2次大戦敗戦時に既に決まっていたのだと結論付けられると思います。もっと言えば、第2次大戦敗戦の理由は、日本が立憲君主国だったにもかかわらず、国家神道で臣民の人心を掌握していたことだとI.S.は考えていますから、I.S.としては、結局今日の日本の敗戦は明治維新時に既に決まっていたことになります。

明治以降の日本の歴代の天皇は君主として申し分なかったと思いますが、それが日本のために良くなかったと思います。君主が民のためになりすぎると、民が育たないということです。

これは現代の日本にも言えると思います。今上天皇は優れた人格を有し、国民のために尽くしていると思いますが、それが日本人の自立した自我形成のためになっていないと直観します。I.S.が天皇制、民族主義復古主義に否定的なのはこの点です。

結論としては、今日の日本の低迷の原因は明治維新時の国家設計、grand designの不備にあると思います。そして、日本が本当の意味で生まれ変わるのであれば、憲法を改正し、多少の不利益はあっても、真の民主主義を手に入れ、国民1人1人が自立した自我を有し、それぞれが国に対して大きな責任を負っていることを自覚するようになるしかないと思います。