沖縄の地政学的な不幸は払拭しようがないが、日米地位協定は見直すべき

「私たちより米大事か」外相に名護住民怒号 - YOMIURI ONLINE(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20091206-OYT1T00138.htm

意見交換会に参加した住民は県外移設派ばかりなのでしょうし、米軍など沖縄から出ていってほしいと心底思っているのでしょうけど、難しいですね。

沖縄は場所が悪すぎるので、将来もずっと重荷を背負っていかなければならないでしょうね。仮に米国との同盟を破棄したとして、日本は軍事的に無力ですから、そのときは中国などと同盟を結んで、沖縄には中国軍が駐留することになるでしょうし、日本が再軍備をしたとしても、そのときには自衛隊よりも増強された日本軍が駐留することになるので、同じことでしょうね。*1どのみち、米国との同盟を破棄とか、正気の沙汰ではないですし、日本が再軍備をしたとしても、米軍は沖縄に幾らかは駐留しつづけるでしょうけどね。

沖縄がこれら全てにnoを突きつけて独立するというあまり現実味のない選択肢もありますが、それは沖縄が他国(おそらく中国)の事実上の属国になって、これまた同じことですね。

どっちに転んでも基地がなくなることがないのであれば、日米地位協定を見直すぐらいのことはするべきではないでしょうか。飛行場の騒音や墜落の危険以外にも、米兵の犯罪が大きな問題になっていて、これが地域住民の怒りを買っているわけですから。

*1:まあ、同じ日本人なら地位協定もないし、まだ我慢できるという人が多いかもしれませんが。