正常な資本主義社会を機能させるのであれば、「大きくて潰せない」は却ってdemeritとなる

「小さくてつぶせる銀行」を目指せ - ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト
http://newsweekjapan.jp/stories/business/2009/12/post-778.php

英国では欧州委員会の勧告により、銀行の規模の縮小や分割が進む見こみのようです。

正常な資本主義社会を機能させるためには、効率の悪い企業には退場してもらわなければなりません。不況になるたびに目が飛び出るほどの額の税金を投入される銀行、航空会社などの存在が国民の大きな負担になっています。中小零細企業や個人に対する補償は全くないのに、「大きくて潰せない」というお題目を掲げて、そんな不条理が罷り通っています。これではmoral hazardが起きても仕方ありません。

「大きくて潰せない」のなら、小さくしてしまえばいいというのはなるほどといったところでしょうか。独占禁止法が適用されるよりももっと前段階で企業を大きくしない工夫が求められているようです。

日本のmajorな銀行は、世界top levelのmega bankばかりで、「大きくて潰せ」ません。こんな、滅亡するのが運命の恐竜みたいな銀行ばかりにしないで、効率的でない銀行は退場してもらえる、slimでcompactな銀行を日本でも目指してほしいものです。