Web serviceは初めから世界を視野に入れて

世界に通用するサービスを作りたいなら日本で流行らないと - ロケスタ社長日記
http://blog.livedoor.jp/kensuu/archives/50952204.html

最初から世界へ - Chikirinの日記
http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/20100111

ほぼ同時にこうも正反対の記事が上がると判断が難しい(互いにlinkしていないので、もしかしたら本当に偶然なのかも)ですが、これは直観的にはChikirinさんの言い分のほうに分があるかなと思います。勿論どの業種でも同じことが言えるとは思いませんが、例えばweb serviceなら、最初から世界を視野に入れていたほうがいいと思います。

それを論理的に説明すると長くなりそうですが、簡単に述べるなら、まず1点目、技術的には日本国内、世界のどちらにも対応できるように作ることはそれほど難しくないということ。表面上のdesignは日本国内と世界では求められているものが違うので、それぞれ別個のdesignを用意するべきでしょうが、それを簡単に切り替えられるように作ることは難しくないですし、逆に言えば、そうしなければ将来的に世界に進出しようとしたときに出戻りが多数発生して、収拾が付かなくなるので、これは初めから世界を視野に入れて開発をしたほうがいいと思います。

2点目は、日本国内需要に依存しすぎるのは危険であることです。日本の人たちはもうお金をけちることを考える人ばかりになってしまったようで(逆に皆が楽天的にお金を使いまくれば景気は回復すると思われるにもかかわらず)、国内だけで商売をするのはあまり得策ではないです。

3点目、日本国内と世界、どちらで受けるか分からないということです。狙って、狙ったとおりに上手くいくのなら、誰も苦労しません。下手な鉄砲は数を撃つしかありません。沢山撃って、世界では駄目だったけど日本国内で当たったから良し、日本国内では駄目だったけど世界で当たったから良しというぐらいに大らかに捉えておかないと、精神的にも参ってくるでしょう。

以上、思いつく範囲で列挙してみましたが、他にもあると思います。I.S.自身もweb serviceを開発中なので、色々考えていきたいです。