外来語は片仮名表記にせず、無理やり日本語に訳すか原語のまま留めるかのどちらかがよい

用語の翻訳は難しい - 本の虫
http://cpplover.blogspot.com/2009/12/blog-post_29.html

C++0xの本について考える - 本の虫
http://cpplover.blogspot.com/2009/12/c0x_31.html

C++0x本は名詞を英単語で記述すべきか? - 本の虫
http://cpplover.blogspot.com/2009/12/c0x_8118.html

hitoさんがC++0xの本を書くことになったようで、本の書きかたについて考察しています。特に用語の翻訳についてあれこれ考えを巡らせているようです。


この日記を読んでもらえればすぐに明らかになるように、I.S.は片仮名外来語は使用しません。全部原語の文字で書きます。(Arabia語はさすがに日本人では殆どの人が読めないでしょうから、英語表現にしましたが、本当はArabia語で書きたかったです) 学術用語などはLatina語で書いています。一方で、日本語の訳語が定着しているものは日本語で書いています。

何故このように書いているかと言うと、簡単に言えば、I.S.が言語好き(≠Programming言語、Programming言語好きでもありますが)で、外国語の発音を日本語の仮名で表現することに著しく抵抗感を抱くからです。

Dependの「de」とdestroyの「de」は同じ発音ですが、一方は「ディペンド」などと表記し、もう一方は「デストロイ」などと書きます。I.S.は一時期小説を書いていたことがあって、とある賞に応募したのですが、まあ、1次選考も通過しませんでしたけど、それはさておき、執筆中はそのような片仮名外来語の矛盾に発狂しそうになり、表記法であれこれ悩みました。それ以来、このようにできるだけ原語で表記するようにしています。

実際片仮名外来語表記を止めれば気分もすっきり爽快です。この外来語をどう片仮名で表記しようかなどと考える必要はありません。ただalphabetならalphabetを羅列するだけです。Stressが溜まらなくていいです。


Lvalue、rvalueをどうするかということですが、I.S.としては、元からしてlとかrとか、左右を意識する単語になっているわけで、それを日本語に「無理やり」訳したとしたら、左辺値とか右辺値とかになってもかまわないと思います。左とか右とか左辺とか右辺とかには殆ど意味はないが、lvalueの訳語は左辺値、rvalueの訳語は右辺値と強引にでも決めてしまうという手もあると思います。勿論、lvalue、rvalueのままにするというideaにも賛成です。


ともあれ、hitoさんの書かれる本には大いに期待したいです。完成が楽しみです。