男女平等は男女平等では実現しない

どんどん不幸になっていく米国の女性たち - JBpress
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/2088

女性が逞しいのは頼もしいものですが、それで不幸だと感じる女性が増えるのは少々心配もしています。

人間の本質的には、女性は専業主婦のほうが向いているのではないかなどとも思えるのですが、これは女性のほうからnoを突きつけられた側面もあり、世界的に見れば、男女が共にほとんど同じ条件で労働するのが当たり前になってきています。この流れを逆行させることはまず無理でしょう。

過去に戻れないのであれば、制度で支援するしか手はないでしょう。具体的には産休制度の拡充等です。

日本はこの点で態度を不鮮明にしたまま先延ばしをしていると思います。恐らく日本人は専業主婦の利点をよく分かっているため、制度改革に積極的でなかったり、思いきった改善に踏みきれなかったりするのでしょう。

男女平等と言いますが、これを「男性と女性を全く同じように扱う」といった言葉そのままに実行してしまうと、多分上手くいかないでしょう。男女平等とは、恐らく男性のほうが割を食う制度、または、割を食わなければ実現しない制度だと思います。

男性の中にはそんなことに加担したくないと思う人も多いでしょうが、社会を維持していくにはこれもやむなしではないかと思います。嫌なことから逃げても、社会が崩壊してしまっては自分の居場所もなくなってしまうからです。